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「現在部員二名!!わたくし部長をやってる二年五組岡田竜彦とぉぉぉーー??」
たっちゃんは僕の背後を指差す。
「同じく二年五組の桃栗風華。風華先輩と呼びなさい」
「うわっ!!!」
「二人でカツ丼してますっ!!!」
「厳密には只今活動停止中」
「わかったかいきみぃ!」
突然後ろから人の声がして心臓止まりがそうだった。
僕がこの部屋に入ったときこの人いたっけ…?
全く気が付かなかった。
…改めて後ろを見る。
そこには腰まである長い黒髪に黒い眼鏡をかけた女の人が立っていた。
手には分厚い本がある。
「私は初めから居ましたので」
まるで無表情。
「す、すいません…」
「どうして謝るのでしょう」
「いや、失礼だったかなと思って…」
「ふぅん」
ふぅんって…なんだ!
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