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授業中、ちらっと隣を見る。
真剣な眼差しで先生の話を聞くお隣さん。
なんか、またどきどきしてきた…
だめだ、このままだと僕は変態みたいだ。平常心平常心。いつもの平常心を保つんだ…
チラッ
ぐ…
だめだ!余計意識してしまう!!
…チラッ
カキカキ(真剣に板書)
「…じゃあーこの問題の答えを小野」
ガタッ
「は、はちです」
「お、おう、正解だ。じゃあ次の問題を桜木」
「…61です」
「よし正解だ。じゃあ次はー」
…ほう。桜木さんというのか。
…はっ
僕は今何を考えていたんだ!!
ちなみに、これは好きとかそういうのじゃなくて、純粋に女子という存在にどきどきしていた、のだと思う。確信はできない。
僕は今日一日中、教室の端で一人そわそわしながら過ごすのであった。
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