37人が本棚に入れています
本棚に追加
翌嘉永七年、半平太は新町に武市道場を開いた。
所詮は郷士、けして見た目は立派には見えなかったが、道場を開くことは元来からの夢であったので心より嬉しかった。
また、半平太の人望と剣の腕を聞き付け、予想をはるかに上回る沢山の門下生が集まった。
これも真に励みになった。
田舎のボロ道場だが今に見ておれ、ここから日本を変える一大勢力にしてみせる。
そして同年、麻田からも小野派一刀流皆伝を伝授された。
最初のコメントを投稿しよう!