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半平太は、この密談ののち、さっそく築地の土佐藩中屋敷にて土佐の同士達と話し合った。
「空気を入れ換えてくれ」
季節は八月。
狭い屋敷の中は、ムシムシとした熱気で溢れかえっていた。
蝉も必死に鳴く中、半平太達の討論も盛り上がりをみせた。
「武市先生! つまり勤王の志士を集めて山内容堂公の志を継ぎ、一藩勤王を旨とする盟約を定めるという事ですね!?」
「そういうことだ。まずは沢山の同士を集めねばなるまい」
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