二章

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誰も居なくなった部屋に、ピロリンとメールの着信音が響き渡る。 パソコンの画面が勝手にメールBoxを開く。 そこに書かれた内容を知るのは、次にこの部屋の主がパソコンを見た時―。 そして、また一通メールが届く。 ピロリン、ピロリン、ピロリン、ピロリン、ピロリン、ピロリン…。 何通届いたことだろうか…。 着信音で部屋が充満した。 メールを処理しきれずに、哀れなパソコンはフリーズを起こしていた。
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