一章

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そして― 白い悪魔の巣窟に足を進めた。 看護士や皆は迷子かと、心配そうな顔をしていた。 だけど、憎たらしい子供な俺は… ―皆…うぜぇ!患者からぼったくりやがって! 全く可愛くない子供だ。 今の俺なら…あの頃の俺をぶん殴ってやる! まあそれは置いておいて、 同情心を利用した。 「あのさ、看護士さん!あのね~4○6号室に知り合いがいるんだけどさ、部屋の場所わかんないんだ」
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