①苦味

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花蓮は、ルルのその様子に満足したようで、不適な笑みを浮かべていた。 理由は分からないが、いつだって花蓮が『女王様』で、ルルが『家来』。 それに、いつからだったかその様子を見ていた周りの人達も、ルルの事を『パシル』ようになっていた。 と言っても、高校入学以前の話だが。 けれども、その昔の陰は確実に近づいていた。
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