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「ねぇ?私達とお友達にならない?」
「えっ?」
意外な言葉を発したのは、花蓮には劣るが知的な感じで可愛らしいショートヘアの子だった。
思わず、固まってしまったルルに続けて話す。
「私、米倉鈴(ヨネクラスズ)。よろしくねぇ(ニコ)??」
米倉は、笑顔でルルに手を差し伸べて握手をしようとする。
ルルも自然と手を差し伸ばし握手をしようとする。 正直、今まで会った子達よりも嫌な感じがしなかったからだ。
「はい、よろしくおねが……」
ルルと米倉が握手しようとした瞬間、遠くの方でそれを遮るように声がした。
「ルル!!早くこっちに来て!!」
声の主は、花蓮だ。冷たい視線でルルや米倉達を見ている。
その視線に、ルルは無言の圧力を感じ、米倉達に頭を下げて
「ごめんなさい」
と言い残し、米倉達の元を去って行った。
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