雷夜学園

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エレベーター降りた近くに 大きな扉だけがあった。 トントン… 『失礼します』 ガチャ… ギュッゥゥ 『は?』 「久しぶり~ミト~ 覚えてるか? 悠斗の兄の~」 『あぁ、海斗さんか… ってかいい加減離れてくれない?』 何を隠そうこの人は 悠斗(社長)の兄さんで ある海斗さんだ 「前は可愛いかったのに 今じゃ美人だなぁ」 『お褒めの言葉ありがとうございます。 で?海斗さんがいるって事はもしかして…』 「そう、俺がこの学園の 理事長をしてんだ」 ボソ 『世も末だね』 グサッ 「ミトも相変わらずで 何より… そんな事より 大丈夫なのか? 今回の任務 簡単にはいかないだろう 手伝ってやりたいのは山々なんだが俺は闇医者だから 専門外なんだよな…」 『気持ちだけで十分よ』 そう気持ちだけで… 海斗さんの気持ちは 痛いほど分かる 優しい人だもの
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