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ルイスの表情が少し緩(ゆる)んだように見える。
『団長の命令には逆らえませんよ。ユリティア様のことはおまかせください。僕の命にかけて、必ず守りますから。』
ルイスは穏やかな口調で話し終わると、俺に礼をして、ユリティアの部屋がある別館へと走り去っていく。
その姿を眺めていると…
上からバシュッと音がなる。
あわてて上を見れば、
『まずいな、もう来たのか。』
結界の外にいたのは、
サクリファイアスが率いる紅竜の軍勢だった。
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