変わらない日常

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オムライスは普通に美味しいです。卵のとろとろ感とケチャップライスが絶妙にマッチして、最高です。 もひもひしてるとお兄ちゃんがそんな私に微笑みかけました。 「なんれふか?」 「姫は、本当に美味そうに俺の飯食うよな。」 「だって、美味しいんですもん」 お兄ちゃんはクスクスと笑いながら、私の頭をくしゃくしゃ撫でます。 くすぐったいけど、 嫌いではないです。 ……言い忘れてましたが、私とお兄ちゃんは半分しか血が繋がってないんです。 ですが。 昔は確かにパンツとか裸とか普通に見てましたけど、今になってもこれはないでしょう。 どんだけ子供なんですか。 「そうさ!!俺は永遠の子供…」 「自重してください」 はぁ、いちいちツッコミいれるのもホントつかれますねぇ…いっそのこと死んでくれれば楽なのに…… 「俺は死なねぇ!!」 「…いくらでも殺して差し上げますですよ。」 キモいですね。 えぇ。キモいです。  
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