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｢なんでそんなことを小泉君がきくの？｣
天光はあぁ、と答えて俺の方へと来た。
そして肩を組んで言う。
｢雅仁が王子見たいってさー｣
天光がそう言うと…。
｢キャーッ！本当!?｣
｢王子が!?｣
女子達のテンションはさらに上がってしまった。
｢あ……うん。｣
俺は苦笑い。
見たいとは言ってないし。
…実際、気にはなってるけどさ。
｢てなわけで、教えてくれてありがと！｣
天光はお礼を言った。
｢ありがとう。後で行ってみるよ｣
俺もお礼を言う。
そしてそのまま、二人で教室を出ようとした。
ドアから出る前に振り返り、女子達に笑いかける。
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