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廊下に出たところで、天光は大きなため息をついた。
「お前…流し目、反則だな……」
「は?」
俺は訳がわからず首を傾げる。
「…それも、反則。」
天光は俺にデコピンをする。
…なんでだよ……。
そう思って天光の顔をじっと見ていると、あることに気付いた。
「あれ…天光、顔赤い?」
……熱でもあんのかな?
そう思って、自分の額と天光の額を合わせる。
「………ッな!」
天光は慌ててるけど、無・視。
「…熱はなさそうだけど…。無理すんなよ?」
「大丈夫!ちょっとほてっただけだから!」
……本当か?
コイツ昔からちょっと無理するクセがあるからな……。
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