1: masato side

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まるで去年の俺のクラスのようだ。 そんなことを考えていたら、天光も同じことを考えていたようだ。 「去年の雅仁みたいだな…」 俺は苦笑いで返事をした。 「…そうだねー」 …つい棒読みになってしまう。 思い出すのが嫌になった俺は近くにいた女の子に声をかけた。 「ねぇ、王子ってどの子?」 だが、声をかけたのが間違いだった。
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