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「俺が聞いてやろーじゃないの」
祐は一人で意気込んでいる。
そんな祐を見た星夜はため息をついた。
「なぁ…祐」
「ん、何?」
星夜は息を吸ってから言った。
「何なんだよ、廊下にいる人の多さ!何、この教室になんかあるわけ!?」
ほぼ叫ぶように言った星夜の勢いにのけ反った祐。
そう、星夜と祐がいるこの1年2組の前の廊下には、沢山の人がいたのだ。
そして、こちらを見ている。
「何かって言うより…お前じゃね?」
「はぁ…?」
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