1: masato side

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「ねぇねぇ、見た!?一年生の超カッコイイ子!」 「見た見た!!」 「かわいかった~」 「王子が増えたよね!」 クラスの女子達が、朝から盛り上がっている。 朝から凄い…。 正直、女子に生まれなくてよかったと本気で思う。 そんなとき、俺に話しかける奴がいた。 「王~子っ♪」 「あぁ、天光。おはよ」 「はよ。朝から騒がしいなー…」 天光は女子達を見る。 「なんか、一年生に“王子”がいるらしいよー?」 それを聞いた天光は嬉しそうな顔をした。 「へ~ぇ!王子同士、仲良くなれたらいいな」
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