1: masato side

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「そうと決まれば!」 天光はどこかへ行ってしまった。 …と思えば、先程「うるさい」と言っていた女子のグループだった。 「なーなー!」 天光が話しかけると、女子達は一斉に天光の方を見た。 「あ、おはよー。小泉君」 「おはよー。一年の王子って、何組?」 「あー…。何組だっけ?」 「確か2組?だった気がするー」 「えー?そうだっけ?」 なかなか早く答えを言わない女子達に、天光がいらついている。 「…で?何組ー?」 「多分2組だよ!」 「そっか、ありがとー!」 さっさと逃げようとする天光を、一人の女子が引き止めた。
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