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「そうと決まれば!」
天光はどこかへ行ってしまった。
…と思えば、先程「うるさい」と言っていた女子のグループだった。
「なーなー!」
天光が話しかけると、女子達は一斉に天光の方を見た。
「あ、おはよー。小泉君」
「おはよー。一年の王子って、何組?」
「あー…。何組だっけ?」
「確か2組?だった気がするー」
「えー?そうだっけ?」
なかなか早く答えを言わない女子達に、天光がいらついている。
「…で?何組ー?」
「多分2組だよ!」
「そっか、ありがとー!」
さっさと逃げようとする天光を、一人の女子が引き止めた。
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