0日目

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   正直ストッパーなんていらないが。 「また声に出てんぞ?何お前、俺を凹ましたいの?」 「いや、いいよ。…だって、ウザ……、親友にそんなことするわけない、ウザい」 「言いかけて結局言ってんだけどぉ!!?」 「そんなことない、ウザい」 「語尾!?最早語尾!!?」 「ないない、ウザい」 「俺泣く!もう泣く」 「ウザい」  顔を覆って俯いた美咲を放置して、また窓の外を眺める。  どこの学年かは知らないが、今から校庭に集まるのは何をするためだろう?  こっちは担任さえ来れば帰りのHRとなるのに、ご苦労なことだ、実に。 「うっ…うっ…ぐずぐず…」 「………」  いや、本当に泣いてんのかい。  てか、『ぐずぐず』って何だ?  それ泣き声か?  泣き声なのか?  突っ込みが泣いてるから、こっちが突っ込みになるな。  うん、美咲。  お前やっぱ必要だわ。 「と言うわけで、泣き止みたまえ美咲君」 「どんなわけだよ」 「言わせるのかっ!?」  
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