0日目

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  「何で逆ギレ!!?」 「黙ればいいと思う」 「酷い!!?」  あ、また顔を覆ってしまった。  もう、美咲は…。  めんどいな。 「声、出てる」 「おおっと、すまん。ジュル」 「よだれ垂らすなよ」 「自立神経がまだ発達してない、未成年だから」 「未成年全部がよだれ垂らすような言い方すんな!」 「すまん、すまん、ジュル」 「はぁ…」  おい、ため息吐くな。  …切ないだろ…。 「お~、みんな席につけ~、HR始めっから」  やっと来た担任の一声に、クラスメート達はぞろぞろと席に着く。  それを眺めて、また校庭に視線を戻す。  きっとこの担任のことだ、最初の15分は子供自慢をするだろう。  確か、昨日はオムツの取り替えをマスターしただったな。  うん、他人の子育て事情は……………………知らん。 「~とかでさぁ、ちょうちょう可愛いの~」  私は、校庭に居る女の子達がちょうちょう可愛いの~。  うん、マジ可愛い。  女の子は良いね、本当。  
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