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「ネコ耳は、本物以外は邪道だぁ!!!?」
はっ!!!?
じ、自分の寝言で目が覚めた…。
いねぇーよ、モノホンのネコ耳幼女なんて。
居たらもれなく妹にしてる。
…ふふ…、…待て~…ネコ耳妹~…。
「姉ちゃん、変な寝言言ってないで起きろよ」
「ふふ…へへ…弟よ。…もっと可愛い~声でモーニングコールプリーズ」
その瞬間、弟の私を見る目がゴキブリを見る目と化した。
『ザクッ!!』
弟が振り下ろしたカッターナイフは、今まで頭を置いていた枕に突き刺さる。
「む、枕にカッターナイフを突き立てるな。全く、今時の男子中学生はキレやすいな。堪忍袋の尾はトイレットペーパーの紙縒だな、水に濡らすなよ?」
「誰のせいでキレてると思ってんだよ!!毎朝毎朝ぁ!!!」
「毎朝毎朝言うなら、少しは慣れろ。姉さんはド変態のまま一生変わることはない!」
「胸張るな!変わる努力をしろぉ!!」
「嫌だ!!私はド変態でいたいんだぁ!!」
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