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「あ…もしもし、神崎です。明後日からの代理人って見つかりました?………。そうですか、良かった。実は短期でアルバイトしたいって子がいて、………、あ、はい。じゃあそういうことで」
電話を切ってルーズリーフに書き込むのも終えて、絢子に差し出す。
「良かったね。是非とも明日から来て欲しいって。日給は一万円と、破格のバイト料。7日間でちょうど7万円だ」
「本当に!…でも、どこで?」
「ん、それはここに書いてるから。それと明日はスーツで行ってね」
「それで、私のアルバイトって何?」
困ったように絢子が言えば、知紗兎はルーズリーフの一番上に書かれていた文字を叩いた。
『一週間限定秘書』
どうやら、自分は明日から秘書になるようです。
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