かてーきょーし

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「待てよ、あんた…本気で好きなのかよ…?下心とか」 「優君!僕が下心だけで君の母さんを好きになると思うのかい!?そんな訳無いだろ!僕は、僕は君の母さんを!」 そのとき、突然ドアが開き、赤坂は母さんと、近距離で向かい合わせになった。 「あら先生、どうしたんですかこんな所で?」 「いえ、トイレです。」 「大丈夫ですか先生?鼻血、出てますよ?」 「鼻血って…分かりやすく下心だな‥馬鹿赤坂…」 緊張したのか、赤坂は硬直してその場を動けないでいた。 そんな中、母さんは机にジュースとお菓子を置き、出て行く途中、赤坂を不思議そうに見て、クスクスと笑っていた。 「ふふ、どうしたんですか先生?」 その声で我を取り戻したのか、赤坂はわざとらしく体を動かしながらごまかした。 「え?あははは、何でもありませんよお母さん、ただあなたにメールアドレ、じゃなかった、ただ優君に勉強を教えるためにここでこうやってますから、自立勉強法ってやつです。」 「分かりやすいよ、分かりやすいけど分かりにくくアドレス聞こうとしてるよ…」
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