妄想小説

宇宙の人

世の中の超常現象やＵＦＯなどの科学では説明がつかないことが、僕は大好きだ。

偏屈の塊のオヤジだろうが、偉そうな先生方でさえ「宇宙とはなんですか」と聞かれた日には、頭を抱え、挙げ句に枕を濡らすハメになるだろう。

ギャフンとするしなにより不可思議な出来事自体にロマンがあり、それが何かを命を懸けてでも確かめたくなるものだ。

だがそんなものは僕は信じていない。

いやこのままでは冒頭から矛盾してる小説になってしまうので、説明を付け足そう。

僕が大好きな超常現象やＵＦＯは、人間によって作られたモノではなく、まさしくそのものである。

つまりは銀色の皿を逆さまにして糸で吊り、カメラにおさめたものではなく、ふと夜空を見上げると説明の付かない未確認飛行物体を発見したというこのことである。

超常現象もまたしかり。