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―――ミニゲーム
女子の人数が私を抜いて６人と少なかったため、男子と混合のミニゲームをする事になった。
勿論、私はできる訳もなく、ゴールの後ろでボール拾いをすることにした。
ゴールと言えどミニゲームであり、コーンとコーンにバーを引っ掛けて作る簡単な物。
ネットがないため、ボールが遠くに転がってしまう。
ゲームが始まると、案の定次々とボールが転がってくる。
私はそれを足で止め、ゴールを護っていたであろう男子にパスをした。
？「ありがとうございます！」
っと、爽やかな声でお礼を言ってくれる男子。
名前どころか何年生かすらわからないが、とにかくその人の仕草に私の心は温かくなった。
その後も何度もボールをパスする度、"ありがとーございます"と笑顔で言う彼。
そんな彼の言葉に、"ゲームに参加できない私も、役にたててるかな…"と思えた―――…。
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