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小鳥のさえずる爽やかな朝。
ソファーに座る俺の前にはブラックコーヒー。
右手には新聞。
そして膝の上には妹の頭。
妹の・・・・頭?
「おい、真里菜。なぜここで寝ている?」
「んあ?あと五分ーー」
猫のように丸まり、頭を俺の膝に乗せる我が妹。
お世辞を抜きにして可愛い部類に入る我が妹は、俺の前では怠惰だ。
そして、高校生にもなってなんであるが、いまだ中学生のようである。
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