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「ところで、妹よ」
「なんだい、兄ちゃんよ」
「今日は何も予定はないのかい?」
「今日は白雪ちゃんと買い物に行くよぉ」
「そうか、何時ごろから行くのだい?」
「十三時ころからの予定だが?」
昼飯を食べ終わった頃、俺は真里菜に予定の確認を取る。
「そうか。して、帰りの予定は?」
「それは、その場のノリで?」
「ふむぅ、じゃぁ、晩飯の用意があるから予定が立ったら連絡してくれよな」
「うん、分かったよ兄ちゃん」
ひまわりが咲いたような笑顔で返す真里菜。
こいつの予定を確認したのは、別に行動を監視したいなどではなくて、ご飯の用意は俺の仕事だからだ。
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