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哀しみを誰かと重ねて
求めた温もりは真実じゃない。
愛なのか哀なのか解らないまま本能に従った身体は
いつしか心を見失って、
奥深くに傷を付ける。
尤もな言葉や行動は
嘘なんでしょ?と問いかけて
否定される事を望んだのは自分
其れなのに、向き合うと
逃げたい衝動に駆られる自分はなんて卑怯者
貴方が怖い
真っ直ぐな眼球に映る自分が
酷く怯えたのは
貴方の返す気持ちが
解ってしまったから。
此以上、踏み込んでしまったら
自分は戻れない。
返されない愛と知りながら
ただの哀される同情に
埋もれてしまう。
偽物に固執してしまった
ただの流れてしまった心は
今も尚、哀される行為に
堕落していく。
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