にゃごにゃご

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鍋を倉庫な場所に入れて、店に戻る。 ニャー ……今のは俺じゃありません。 どっかで猫の鳴き声。 猫いいな! 「うはぁ~猫可愛えええ!」 眼帯の水無月さんだ。 医療用眼帯好き。 手に、オレンジ色の猫を抱いていた。 「みみ水無月さん何を……遅刻しますよ」 確かもうすぐシフトだったはず。 現に彼はフロアさんの制服を着ていた。ベスト! 「あ、いなほさんじゃーん。見て見て、可愛いー猫さん」 ちょろちょろと集まり出す、可愛い猫たち。 水無月さんはその中の1匹を、俺に近づけた。 「……あ、かわっくしゅんっ」 「大丈夫?風邪?」 首を捻って聞く水無月さんに、密かに萌えたのは秘密。 「ごめんなさい……アレルギーで…」 「え!?ごめんね!?」 「いえ…。俺も猫好きですし…」 「猫好きなのにアレルギーで触れないのか…辛いね…」 反動でねー、猫好きになっちゃったんですよ。 触れない物ほど触りたい。 「くしゅっ」
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