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その瞬間、倒れているジョンの身体から、白い煙の様なものが出てきて、あっという間に女の霊を包み込んでいった。
淡く光るその白きものに包まれた霊は、苦悶の表情を浮かべ、やがて消え去った。
白きものと共に……。
後日、家族と共に、動物霊園にジョンの亡骸を納め、手厚く供養してもらった。
皆、ジョンが事故から俺を守ってくれたと、泣きながら別れを惜しんだ。
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