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バゴォォン!!
轟音と共に扉が開く。
そこに立っているキャロ。
「騎士団だ。君達を拘束させてもらう」
まさに単刀直入。正面突破。単純明快であった。
「ちっ来やがったか!!」
ギルドメンバーの1人が察したようにつぶやく。
どうやら騎士団が来た理由が分かっているらしい。
「脅えるなやれ!やっちまえ!!」
ギルド団長らしき人物が命令を下す。その命令に従った部下三人がキャロに迫る。
相手は三人とも剣。動きからみて初心者だろう。
「ふっ」
キャロは余裕な笑みを浮かべ、剣を鞘から抜いた。
ゆっくりと剣を両手で自分の前へ構える。
同時に三方向からの切りかかり。
まず最初に討つべき相手は…。
「一閃!!」
キャロの渾身の横切り。
「全員だろ?」
効果音が付くとしたら、
間違いなく{ドン!}だろう。
それぐらいのどやっぷりだ。
しかしかっこいい。
床に三人の男が転がった。
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