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こうして騎士団は次々相手を倒していった。
今のところ倒したギルドメンバーは約70人。残るは団長含む20人程度。
「おとなしく投降しろ!そうすれば危害は与えない!」
戦力は圧倒的。完全勝利だ。
「ちっ仕方ない。野郎共!薬を飲め!」
団長の命令により、団員達は、ポケットから薬を取り出した。
青く、丸い錠の薬だった。
「あれか!」
薬だと分かるとキャロは真っ先に飛び出す。
しかし、間に合うわけがない。薬を飲むなんて一瞬である。
全員が飲み終わる。
当たりは沈黙に包まれた。
なにが起こるか分からない。
その恐怖か騎士団の足を止める。
しかし、数分経つがギルドの変化は見られない。なんの薬なのか。
「なにも起こらないじゃないの?」
騎士団の右翼の女性が呆れて喋りだした。
「気を緩めるな!!」
キャロが気の緩みを注意する。
しかしその刹那、ギルドの団長が動き出す。
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