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当然、狙いは先ほど気を緩めた女性である。
「くそ！」
遅れてキャロが走り出す。
団長は先ほどとは全く違う動きのキレであった。
女性が戦闘準備をする前に、既に女性の前に立ち、振りかぶる。
「キャアアア!!!!」
女性の悲鳴が部屋に響く。
女性は
真横に吹っ飛んだ。
なぜかその女性はケガをしていなかった。
しかしその女性はもう一度、悲鳴をあげることになる。
彼女が目にした光景。
彼女が元いた場所。
そこには、
腹を剣で貫かれた、キャロがいた。
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