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「もう、ゼルのせいだかんね」
「何だぜー?」
「てか、パクトにはいってくんない?
脇がじゃまなんですけど」
息を切らしながら穂瑠はポケットからパクトを取り出す
「眠くないぜ~
充電ばっちりぜ~」
そういうとゼルは自ら手を離し、背中から鞄の底にダイブする
明日から鞄の中を画鋲だらけにしよう、などと言う考えが脳裏を横切ったか、横切らなかったかどうかは穂瑠以外知るる由もない
そのとき
穂瑠が公園を横切ろうとしたら、ふと勢いよく何かにぶつかり尻餅をついてしまった
「あ゛れーーーー
ん、ぐ……」
同時に肩提げ袋が穂瑠の体から離れ、ゼルが空を飛ぶ
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