いやいや、それって何なのよ?

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穂瑠の手のひらの中にはカラフルな包み紙のチョコレートだった 「綺麗……」 穂瑠が一粒取り上げると少女はゼルの頭を撫でて、穂瑠の顔を覗き込む 「お姉ちゃんも大丈夫?」 先ほ尻餅をつく原因となったのはどうやら穂瑠がこの少女とぶつかったのはからのようだ 「私は大丈夫 あなたは?」 「大丈夫」 「こちらこそごめんなさい」 そういうと、穂瑠は少女の頭をなでる 少女はばつが悪そうにはにかんだ 「ねえ、お姉ちゃん」 「何?」 「また、ゼルとおしゃべりしてもいい?」 「もちろんよ」 穂は小指を立てて少女の前に差し出すと、少女も穂瑠の小指に答えてくれた 定番だ、と思ったが、穂瑠はこれしかおもいうかばなかったのだ 「穂瑠ちゃま! 遅刻だぜ~」 「あ、いけない! 行かなきゃ ゼル、挨拶しな…… えっと……」 穂瑠が少女の名前がわからず戸惑ってしまった
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