うそうそ、準備ができてない

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「いや、そんなことはいってませんが……」 「なら、いいんだよ うちは大忙し、なんだからね 早く花椒に新しい洋服を作ってあげようじゃないかい 女の時間を邪魔すんじゃないよ」 そういうと竹の扇子をひろげ、満足そうにワサビーナ太夫は去っていく 「なにが女の時間ですよ 女じゃないくせに…… こんなでかいカライナー、ワサビーナ太夫で十分片付けられるじゃないですか」 片付け方がわからないハラペーニョはとりあえず、もとの大きさに戻そうとラーの雫を2、3滴垂らしてみる すると急にカライナーが目をさまし、カライナーの全身が放電し始めたではないか 何か不安な空気を察知したハラペーニョがみて見ぬ振りをして部屋をでようとしたが、時すでにおそく3倍以上に巨大化したカライナーに押しつぶされてしまった
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