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「まあ、うちがいうはおかしいかもしれへんが
あまり、気をおとすのはよくないっとー
あの子のことようけ知らんうちが悪いじゃけん
悩むのはうちのポリシーに反するんよ、な」
頼りなげに結友は穂瑠を励まし、諭してみるもまだ、穂瑠はうわの空という状態だった
「……
でも、つらいわね」
キャンディーストーンで公園を元通りにした美勇が穂瑠の隣に座る
「なんでや?」
穂瑠を挟んで隣側にいた結友が身を乗り出してくる
「だって、私たち、タックからきいて帝国の人たちはみんな悪い人だと思っていたのよ
私たちの街を荒らし、王国を貶め、人に危害を加えるなら私、プリキュアがんばろうと思う
けど……」
「けど?」
「あんな小さい子が自ら率先して悪いことをやるようには思えなくて」
「わからんで~
思春期の反抗期はわざと悪いことすねや!」
結友は袖をまくるとガッツポーズを自慢げに組む
美勇はそんな様子に呆れ、首を振り制止する
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