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穂瑠はそうっと扉を小さく
｢あっ！｣
中から明るい声が漏れるが、穂瑠は決して扉の隙間をそれ以上は開けなかった
｢私、あなたを助けることができないから、他の人にお願いして
でも、今外に出られると大騒ぎになるから、探しに行くときは授業中そっと抜け出してね
じゃ、それじゃ｣
そういうと穂瑠は扉をさいごまでカチリ、と閉めいつもの日常に戻るため教室のドアを開ける
級友たちが退屈そうに受ける授業をただ黙々とすごしていった
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