マジマジ、それってありえない!?

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入学してどれぐらい経っただろうか 未だクラスの生徒と馴染めず、SHRが終わると必ず誰もいない北校舎のトイレで過ごすことが日課になっていた 何が嫌というわけではないが、同年代の少女達の話題についていけないのだ 繁華街にあるお店の服が可愛いだとか、サッカー部の先輩がカッコイイとか、昨日みたドラマが胸キュンだとか…… それならまだ“知らないんだ”と教えてもらうこともできる だが、“勉強がつまらない”“親がウザイ”“先生がムカつく”“今が楽しければ”など言っている無駄な会話につき合わされるのがうんざりだった だから、決まってお昼ご飯はいつも独り 考えてみれば、ご飯を食べさせてもらうのだから親の言うとおりにするのは当たり前、勉強やマナーを教えてもらうのだから先生がうるさく注意するのは当たり前、何も知らない子供に生きる術として勉強するのは当たり前、そんなことに文句を言ってもしょうがない 今が楽しくても後先考えずに楽だけで衝動的に行動するなんて有り得ない、そう思わずにはいられなかった
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