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SHRが終わると他の生徒と同じ時間帯に帰宅しないよう、ゆっくり帰り支度を始める
生徒の半分以上が教室から出て行くと、いつもと同じように北校舎のトイレで過ごしていた
ふと、鏡に映った自分をみつめる
鏡の中の自分が何か問いかけているようだ
“今日は貴女らしくないわ”
いつも通り授業を受け過ごしていた日常のはずなのに、なにやら違うことを考えてしまう
そるは自分らしくない、頭でわかっていてもとまらないのだ
“どうしたのよ”
心配しているようでせせら笑う鏡の自分
ふと、下校時間を告げるチャイムがなる
つまり、部活の始まる時間だ
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