マジマジ、それってありえない!?

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と、同時にぬいぐるみはものすごい勢いで鞄の中に引っ込んだ 「何かきたぜ……」 ぬいぐるみは急に何かに脅えているようにカタカタ小さく震えて見えるではないか そのとき穂瑠に影が覆い被さる 「お嬢さん、可愛らしいぬいぐるみをお持ちで」 穂瑠の背後にいたのは少し顔が長めで細目のスーツをきたサラリーマンだった 穂瑠は小さく震えているぬいぐるみの様子をみて、冴えない顔したサラリーマンを無視して歩き出した 「おんや、おんや? きこえなかったかな?」 男は穂瑠の後をついてくる 穂瑠は歩くペースを上げる 「少しでいいからそのぬいぐるみをみせてほしいんだけど」
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