マジマジ、それってありえない!?

26/31

27人が本棚に入れています
本棚に追加
/215ページ
穂瑠は身体を捻らせ男の手を払う 「何だとう?」 男の表情が少し険しくなった 「こちらが下手にたのんでいるのになんだその態度は! 貴様!死にたいのか?」 穂瑠は怖くなって男の方を恐る恐る振り返ると、男は胸ポケットから紫の小瓶を取り出した 「こちらの世界ではまだ試したことがないんでねぇ~! 死んだら“ごめんなさい”でいいかな?」 と異形な顔で笑いながら、水色の蓋を取り出すとガラス棒から真っ赤な液体がマンホールの上に落ちる すると突然マンホールがカタカタと揺れ、独りで勝手に動きだす 穂瑠は何が起きてるか全くわからなかった すると水道管が破裂したように何かに突き上げられ、マンホールが空高く飛び上がった だが、それは水ではなく、小学校のとき作ったスライムのような赤黒い気味悪い物体だった
/215ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加