マジマジ、それってありえない!?

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全力疾走がそんなに長い間もつわけなどなく、疲れきった足は今にももつれそうなほどで足を交互に動かすのがやっとだった あまりにも恐ろしいすぎて、手提げの中で潰されて苦しいずのぬいぐるみは声さえださないでいる 穂瑠は有り得ない事態に混乱しながら逃げていたが、ここが限界だった 「いやあああああっ!」 ぶにょぶにょした手が穂瑠を襲うと、その手の中に閉じ込められてしまった 「さっさと妖精を渡せばよいのに」 先ほどとは姿形、顔、髪型・着ているもの全てが変わったてしまった先ほどの男が立っていた うす赤く長い顔にまるでメガネをかけているかのようにピンクに縁取られた目 まるで、中世の騎士かゲームの中の勇者のような格好をしていた 柔らかいゼリーのようなものが体を這い、するりと手提げを取り上げる
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