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しまいには、他の女生徒達も穂瑠(みのる)のことは放って置くようになった
穂瑠もそのほうがかえって安心できる部分もあった
穂瑠達が通う聖ﾆｺﾗｽ学園は、明治時代にやって来たﾆｺﾗｽ司祭の指導のもとに立てられたら由緒ある学園である
勉学に励み進学率も高く、心と体を切磋琢磨しあい、地元では品行方正な生徒が多いと評判の私立校のはずだったのだが、穂瑠が想像していたのとは別の学生生活になりつつある
今まで通っていた学校とさほど変わりがないのだった
毎日が退屈で、部活動に所属することもなく、隙があれば勉学に勤しむ
周囲からみれば面白みのかけらもない少し勉強ができるだけの平凡以下の少女だろう
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