なになに、それって知らないよ

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さきほど二人に何かを握らされたせいか、走った疲れや息が詰まった苦しみはほとんどない 穂瑠は手のひらを見つめるも、落としてしまったのか握らされた何かはもうなくなっていた まるで何事もなかったかのように穂瑠の体力は回復していた 穂瑠は、突如現れた二人に気をとられている間に、ぬいぐるみを助けようとそうっと男に近づく ぬいぐるみも穂瑠に気づいたようで、男が穂瑠に気づかないようよく確認しながら穂瑠とのアイコンタクトをとる 「はあーっ」 頭上からは二人の少女のかけ声が聞こえてくる 「何をしているカライナー! 早くそいつらを片付けろ!」 「うちらはそう簡単に片づく訳ないやろ」 男をまるであしらうかのように少女は挑発する 「カライナー!」 「カライナ~」 男が声をかけると巨大化したスライムのようなマンホールのスピードとキレがアップする
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