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「やっぱあかんわ……」
先ほどから肉弾戦を試みているが、拉致があかない
突く腕はスライムの中にめり込んでしまうし、振り下ろした足はスライムを裂くだけで致命傷にはいたらない
「あれは、しんどいからいややわ~」
そういうと肘を広げ胸の前に手をかざす
手のひらをマンホールに向け親指と人差し指で胸元にある水色の石を囲む
「妖精さん、力を貸してーな」
キラリと一瞬石が強く煌めく
「エアー・カッター!」
そう叫ぶと指の隙間から真空の空気が吹き飛び、マンホールのゼリーの部分を粉砕する
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