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穂瑠は絶対に仲良くしたくない気持ちでいっぱいだった
「おお?それはまさか!
ちょ、自分コレ見せてみ~」
さきほどからユウと呼ばれているポニーテールの少女が関西弁のせいか、なにやらヤクザの取り立てにあってる気分な気がしてならない
ユウは強引に穂瑠の制服のポケットに手を入れる
「え、いや、それは…」
ポケットの中にはゼルが眠るキャンディーパクトが入っている
問い詰められたらボロがでかねない
穂瑠はもう勘弁してほしかった
あんな夢物語の冒険話だれも信じないだろ
そのとき、校舎の裏から砂利を踏む音が大きくなり、かけ声が聞こえてくる
「ファイ、オー!」
「あー!結友!」
「ああ゛ー!」
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