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「みーつけた」
不気味な声でうしろを振り返るとボブカットのスーツ姿の女がいた
ゼルなんか恐怖のあまりまたパクトの中にひっこんでしまった
穂瑠はさすがに学習したようで、スーツ姿の怪しい人は昨日のヤツらの仲間だと確信した
「ゼル!
変身できるんでしょ?
プリキュアに変身!」
穂瑠はパクトを片手に持つと空高く太陽に向かって掲げた
だが、何も変わる様子はない
いつも通り制服のままだった
小さい頃のアニメの見過ぎで服や姿など、コスチュームが変わると思っているのはただの先入観かもしれないと、穂瑠の脳裏を横切った
見た目にとらわれず、すでに昨日の二人のように何か不思議な力が宿っているのだろう
そう思った穂瑠は見よう見まねで強そうな構えをしてみる
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