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「穂瑠ちゃま!」
穂瑠はスーツの女に突っ込んでいく
ここは攻撃を与えるにはパンチかキックかを考えていると、昨日の男と同様女も紫の小瓶を取り出した
水色の蓋を外すと蓋についているガラス棒から何滴か血のように赤い雫がガードレールにしたたり落ちる
「あらら~
やりすがたかしら?」
ニヤリとわざとらしく女は薄気味悪く
穂瑠は昨日のようにマンホールが巨大化したように、ガードレールがおかしくなる予感がした
だが、怯むことなく突っ走る
「み、穂瑠ちゃま~」
ポケットの中でゼルが叫ぶ
「危ないぜ!」
穂瑠は心配するゼルをよそに、巨大化したガードレールに向かい思い切り蹴りあげる
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