無理無理、それって意味ないじゃん

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「プリキュア・ツインズ・ボンバー!」 二人がそう叫ぶと二人が鏡のようにお互い反対周りで回転すると、その勢いからか穂瑠の頭上で爆発音が轟く 「カライナー」 か弱い声が響いたかと思うと元のガードレールに戻り穂瑠の目の前に落ちていく 「ちっ」 その様子を見て女は自分も弱っているからか、ドレスを翻すように自分の体を隠すと、どこかに消えていった 戦った破片がハラハラと穂瑠の周りに落ちてきていたが、穂瑠はオレンジの光に守られていたからか傷一つなかった 「ゼル~」 ベージュ色の耳の小さいカンガルーのような妖精がこちらに向かって走ってくる 穂瑠はもう驚くまい、と自分の感情を押し殺していた 「ゼル~!ヤック~!」 またもやオレンジ色の妖精とおぼしき物体がこちら向かってきた
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