無理無理、それって意味ないじゃん

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マフィンはじれったそうに大きく首を振る 「ちゃうちゃう! 自分の名前やのうて、うちのマフィンんとかじゃけん!」 穂瑠はこの人が何をいいたいのかさっぱりわからなかった そのやりとりをみてジューシがクスクス笑う 「マフィン、今日は帰りましょう 昨日マフィンの妖精ヤックがあなたの鞄の中のぬいぐるみが仲間の妖精だと知ったのよ 最初はヤックの話は半信半疑だったけど、ぬいぐるみを守るあなたをみて、仲間だと確信したの」 「はあ」 「ごめんなさいね そこでマフィンったら嬉しくて焦っちゃったみたいで あなたに何も説明できなくて、混乱させてごめんなさい」 「はあ…」 「また明日会いましょう」 なんだか話が唐突過ぎて、穂瑠は頷くことしかできなかった
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